病院コラムのご案内
歯の話2
宝住与一(前理事長・前日本医師会副会長)
平成17年度よい歯のコンクール表彰式・第28回栃木県歯科保健賞表彰式にあたり栃木県医師会長として一言ご挨拶申し上げます。
この度は、よい歯のコンクール・歯科保健賞受賞者の皆さん、本当におめでとうございます。
歯が丈夫な人にとって、歯が悪くなったときのことは、なかなか考えられないものと思います。
ここに歯科医師の皆さんがいるので、言いにくいのですが、歯が悪いということは大変辛いことです。歯科医院に行って治療を受けたことがある人は、この中にはいないと思いますが、歯科医療機器が進歩して、昔と比べ随分良くなったとはいえ、大変辛いことであります。
口は人間の最初の消化器でよくかめなければ消化器の病気になりやすいとか、美味しいものの味も半減してしまいますし、良いことは何もありません。
ちょっと甘いものを食べないだけ、また、口腔をきれいにするためにうがいをするだけで、虫歯はかなり防げると私は思っておりますので、ここに出席していない人に、一人でも多く、虫歯予防のため甘いものを控えること、うがいをすることを宣伝これ努めていただければと思います。
また、ここに出席の皆さんは、今までどおりにし、虫歯にならないよう気をつけ、80歳になったとき20本の自分の歯が残せますように祈念いたしまして、私の表彰式の挨拶とさせていただきます。